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池田学展本日9月27日スタート!開店前のマスコミ向け内覧会の様子をレポート!

2017.09.27
池田学展が本日9月27日(水)、いよいよスタートしました。
開店前のマスコミ向け内覧会には、池田学先生ご本人が登場!

まずは展覧会会場入口にて、
「今まで積みかさねてきた軌跡や視点をたくさんの方に見ていただきたい」と
ご挨拶をいただきました。


このあとは先生による作品解説にうつります。早速会場内の作品の前に移動します。
まずはこちらの「巌ノ王」。

東京藝術大学時代に卒業制作として描いたもので、下絵等は描かずにペンで少しずつ書き進めていくという今のスタイルの原点になった作品。
9枚のパネルに分かれている絵ですが、アイデアの下書きとして描き始めたものを当時の担当教官の中島千波先生に見せたところ、このまま継ぎ足して作品を大きくしていったらいいのでは、とアドバイスをもらったことがきっかけで現在の作品のスタイルができたそうです。
学生時代に所属していた山岳部で見た景色や想像した世界を表現していくようになり、描くことがとても楽しくなった。
それ以前は自分の表現したい世界があっても技法や画材に振り回されることがあったが、ペンで細かく描いていくスタイルはシンプルで自分の思いを100%注ぎこんでいけるやり方であったそう。
これでいいんだ、と今の「池田学」の原点となった作品とのことでした。


続いては「興亡史」の前に移動します。
日本の城をイメージした作品です。
武士の戦いや、武家の新しい城塞が出来る一方で滅びゆくものが表現されています。またそんな人間の世界を壊す竜巻などの自然災害も描かれており、人間が自然を壊してつくった人工物をまた自然が壊していく様などが描かれています。

最後はこちら「誕生」です。

アメリカのウィスコンシン州チェゼン美術館でアーティスト・イン・レジデンス(滞在プログラム)にて制作された作品。
東日本大震災当時、カナダにいたという池田先生。海外から日本、被災地を見て感じた、様々な思いを込めて制作されています。
また、制作過程の中で起きた様々な出来事(利き手であり作品を生み出していた右手の怪我や、ご自身のプライベートでの親友の死、お子様の誕生など)も作品の中に盛り込まれています。

3年間に渡る美術館での制作期間では、午前9時~午後5時まで美術館に通って制作を行い、制作時間以外は作品から離れるという今までにない経験をされたそう。また毎日1時間は作品制作が一般公開され、来館者との触れ合いがあったといいます。その触れ合いや地元マディソンの影響を受けて描いた部分も多くある、ということです。

事前に作品全体の構想等は練らず、積み木を積むように下のほうから描き、完成した部分にはほとんど手を加えず、どんどん書き進めていくといいます。緻密な描写は見れば見るほど発見があり、時間を忘れて見入ってしまいます。

今回の展覧会では池田学先生の作品約120点をご覧いただけます。

初日から多くのお客様にご来場いただいておりますので、混雑している時間もございますが、
ぜひゆっくりとご覧いただきたい展示会です。


「池田学展The Pen-凝縮の宇宙-」は10月9日(月・祝)まで。
『タカシマヤ文化基金・タカシマヤ美術賞 受賞 池田学展 The Pen-凝縮の宇宙-』
■2017年9月27日(水)→10月9日(月・祝)
■8階 ホール
ご入場時間:午前10時30分~午後7時(午後7時30分閉場)※最終日は午後5時30分まで(午後6時閉場)。
入場料(税込):一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
主催/朝日新聞社
企画協力/ミヅマアートギャラリー
協力/ヤマトロジスティクス株式会社
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