TAKASHIMAYA BLOG日本橋タカシマヤ

【開催中!】襲名記念 三代 宮川 香雲 茶陶展

2018.11.09
いつもブログをご覧いただきましてありがとうございます。
現在開催中の展覧会のご紹介でございます。

襲名記念 三代 宮川 香雲 茶陶展
■11月13日(火)まで
■6階 美術画廊
※最終日は午後4時閉場。

真葛焼の宮川香齋から分家・独立したが五条坂に開窯したことから始まる宮川香雲家。

繊細で雅やかな作風が特徴の京焼の展覧会です。


会場には美しい作品が並んでいます。
どの作品も足を止めてゆっくりと眺めたくなる魅力的なものばかりです。





こちらの作品は「更紗紋象耳水指」。
更紗紋の名前のとおり、布目を押し当てた部分は、
陶器なのにやわらかな質感を感じさせるおもしろさがあります。


きんぴかの象さんがついてます!かわいいですね◎
模様も形も見れば見るほど美しく楽しい水指です。


こちらは「黄袍釉大耳花入」。
黄袍釉というのは、先生のオリジナルカラーの釉薬です。
珍しいふんわりとした黄色が特徴。こちらの花入は形も斬新です。

写真では伝わらないなめらかな黄色のニュアンスは、ぜひ会場にて実物でご確認ください!


通常、伊羅保の茶碗に絵が描かれることはないのですが、こちらの作品では
繊細な菊の花の絵が伊羅保のお茶碗の肌や釉調と見事に調和しています。


こちらも先生のお茶碗です。
今回の展覧会の面白さのひとつは、高クオリティでバリエーション豊かな器を一同に見ることができる点です。
この染付けのおもしろさは、にじんだ呉須の表情です。

このにじみは、昔ながらの呉須と厚めの釉薬が成す産物で、
釉薬の厚みや焼き方にテクニックがないと貫入(かんにゅう:細かいヒビ)が入ってしまうのだそう。
つるんとして手になじむフォルムと質感には高い技術が隠されているのです!



お茶碗を裏返しました。この高台にも香雲先生の作品の特徴が…
この切り口をご覧ください。
京都に昔から伝わる「ヤリガンナ」(金属の道具)を使用しています。
くるっと削り取った形がみてとれますが、
この作り方は1回で形を決めなくてはならないので高い技術と経験を要する繊細なものなのです。
また、昔ながらの道具を使うことは、先生のこだわりのひとつでもあります。


また、器の底のあたりにうっすらの茶色い輪が見えますが、こちらにも秘密があります。
高台部分から数センチ釉薬を除けておくことで、裸の土の部分から空気が入り、
酸化することでこの茶色い輪っかがあらわれます。
ちょうどお茶をいれるあたりの部分にこの輪があらわれるよう、こちらも計算されて焼かれています。

こういった細かい部分まで作りこまれ端然とした作品たちは、
ひとつひとつに個性や見所がたくさんあり、私たちを楽しませてくれます◎


展覧会は11月13日(火)16時まで。
襲名記念のすばらしい展覧会です。ぜひお見逃しのないようお気をつけくださいませ。
ご来店お待ちしております

襲名記念 三代 宮川 香雲 茶陶展
■11月13日(火)まで
■6階 美術画廊
※最終日は午後4時閉場。


----------------------------------------------------------------------
 なんと、髙島屋オンラインストアーにて美術品がお買い求めいただけます。
 ぜひオンラインでも美術作品をお楽しみくださいませ!
 高島屋オンラインストアーこちらから、ご覧いただけます。
 ----------------------------------------------------------------------

他店のアートブログも更新中でございます
新宿店も!
大阪店も!
京都店も!
横浜店も!


ページトップへ